ありがとうございました！

5周年アニバーサリーイベントも無事終わりました。
連日多くのお客様にお越し頂き、ほんとうに“感謝”の一言に尽きます。

お忙しい中、こういったイベント毎に、その都度お時間を合わせて来て頂くというだけで充分
過ぎるのに、あたたかいお祝いの言葉やお花にプレゼント、そして丁寧に便箋に書いて下さ
ったお手紙までも頂いたりして、今の気持ちを表すならば“ほんまにでひちゃん幸せ者じゃね”
と、思わずこんな広島弁しかでてきません。
（注釈：ほんまに→本当に　でひちゃん→シェフのプライベートな呼び名　じゃね→だよね）

この10日間でお越し頂いたお客様の数は、5年間で一番！でした。
この場を借りて“ありがとうございました！”スタッフ一同心よりお礼申し上げます。

昨日“5年間は長かったですか？”とお客様に聞かれて、その時は感覚的に“早かったです”
と答えましたが、じっくり考えてみるとやっぱり長かったのかなとも思います。

ミルは場所的にも通りから入った判りづらいところにあり、人知れずひっそりと営業しており
ますので、5年経った今でも悲しいかな“こんなところにお店があったんですね”と言われる
こともしばしばあり、お隣のフォーアンツのお客様とご近所の方を除いては、偶然お越し頂い
たというケースは、ほぼ無いに等しいと思います。

にも関わらず、こうして5年も営業してこれたのも、OPEN当初から何度も通って頂いている
お客様と、そういった方々が紹介して来て下さるお客様が支えて下さったからで、そういった
方々のお顔を思い出しながら、“あ～こんなに以前から来てくださってるんだな～”とか“そう
いえば最近お会いしてないな～”とか考えていると、なんだかとってもしみじみしてきて、なか
なか一朝一夕ではこんなに多くの方に来てはいただけないので、そういった意味では長かっ
たのかなと。

あとはまだまだ若い！と思っていたシェフもいつの間にか40歳になっちゃったことも加味する
と（暴露しちゃいました）やっぱり長かった！と、今は感じています。

毎日時間が過ぎていくのがほんとうにあっという間で、“自分たちの行きたいと思えるお店を”
目指してやってはいるものの、自分たちが思っている感覚とお客様が感じてくれている思いは、
実際に同じなのか自問自答したり、時には迷ったり、どういった形がよいのかと考えることもあ
りましたが、5年経った今なんとなくですが、その最初の気持ちを忘れずに、日々誠実に仕事
に取り組むことが、こうした節目に多くのお客様にお越し頂けるお店になることにつながってい
るのかなと、ぼんやり思えるようになりました。

ちょっとご年配のお客様には、自分たちの親のように温かく見守ってもらったり、同世代のお客
様には、友達のように色々声をかけてもらったり、そしてお父さんお母さんと一緒に通って下さ
るまだ若いお客様には、素直な気持ちをストレートにぶつけてもらったりと、色々な方々の気持
ちを大切にしながら、それに答えていけたらいいなあと思っています。

ただ、まだ今がすべてではないので、もっともっと料理の技術や知識、そしてサービス面でも
色々なことを勉強して、お客様に育てていって頂ければと思っています。

まだまだこれから、ずっと長いお付き合いをさせて頂きたいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

こんなに沢山のお祝いのお気持ちどうもありがとうございました！